整理収納ご訪問サポートでお客様をご訪問していると、自分にとってなにが必要か不要なのかと考え込んでしまう方が目立ちます。
多くの方が、なにが自分の生活にとって本当に必要なのか?考える時間を持たずに漠然と過ごしていることが分かります。以前は私もそうでした。
部屋を片付けようと思い立ったときに、まず収納グッズに目がいってしまいますよね。
いくら収納グッズを購入しても部屋が片付かない!という経験はありませんか?
部屋が片付かない原因は、収納グッズが足りないのではなく、不要なものまで収納に収めているからなのです。
どれくらい使っていないものは手放したらいいの?
私が講座やご訪問でお伝えしている具体的な期間は、現在を中心として「過去1年以上使っていないもの」「この先1年以上使う予定のないもの」に関しては手放してくださいと伝えています。(下図参照)
なぜ1年なのかというと、日本には四季がありますよね。
3か月や半年ごとに着る服や使用するものが変化します。
そのため、半年以上使っていないものを手放す対象にしてしまうと、季節が巡ってきたときに使いたいのに処分してしまったということになってしまいます。
また、年に一度の行事や夏にしか使わないもの、冬にしか使わないもあります。
お正月用品、お雛様、五月人形、キャンプ用品、ハロウィングッズ、スキー用品、クリスマスツリーなどが例に挙げられます。
これらは年一グッズとされるものですが、逆に2年間(過去1年・この先1年)使わずに過ごしたものは手放しても差し支えないといえるでしょう。
ものは使ってこそ、飾ってこそ人の生活を豊かにしてくれるのです。
今の自分を主体に考えよう
ものを手放すときに、「もしかしたら使うかも知れないからとっておこう」「まだ使えるからしまっておこう」「高かったからもったいない」「いただいたから手放せない」という感情を抱いたことはありませんか?
以前の私もこの感情が頭の中を錯綜していました。
でも片付けに成功した今は、発想を逆転するようになりました。
「いつ使うか分からないものにスペースを使うのはもったいない」「まだ使えるけど使う予定がないので、いつか手放すならば今手放そう。迷っている時間がもったいない」「高かったけれど今フリマアプリに出品したらいくらかな?出品価格が現在の金額だとしたら、現在は高価なものではない」「自分があげたもので相手が困っていたら、ものをあげた側も喜ばないのでは」という考えに至りました。
もったいない→もの主体
高かったから→お金主体
ご厚意だから→他人主体
ものやお金や誰かを思うあまり、自分が散らかった部屋で暮らし続けるのは誰もが本意ではないでしょう。
ものの要・不要を自分主体で考えるとは、自分が使えるスペースを広く確保できるようにする、所有するか迷っている時間を減らし自分の好きなことをする時間にあてるなど、ものにとらわれず自分の暮らしを最優先に考えるということです。
急に発想を転換させるのは難しいので、時間を掛けて自分主体で考えられるよう訓練することをお勧めします。
手放す順番
まずは、安価ですぐに購入できるものは一度手放してみましょう。
例えば、布の端切れ・切り取った画用紙の余り・何年も前に購入したけれど使っていないシールや便箋・片方だけになってしまった靴下や手袋などは、手放し初心者の方でも手放しやすいでしょう。
また、お子さんの学校や幼稚園・保育園のプリント類で、時期が過ぎている園だより・学年だより・給食の献立表・PTAサークルの勧誘パンフレットは意外と眠っている方が多いですよ。
慣れてきたら、徐々にレベルアップしていきましょう。
例えば、お土産でいただいたけれど色味が気に入ってない化粧品・痩せたら着ようと思っている服・学生時代に使っていた参考書など、今の自分に合っていないものを手放してみると、少しずつ身の回りが片付いていきます。
今まで所有していたものを手放すという行為は、環境を変えることと同じなので抵抗があるかもしれませんが、手放してみるとなにを所有していたのか忘れてしまうことも多く、まずは「手放すことで片付いた!」という成功体験を重ねていってください。
成功体験を重ね、家の中の景色が少しずつ変わってくると、だんだん要・不要の区別がついてきます。
この段階になると、自分主体でものを見られるようになってきますので、一歩踏み込んで整理を進められるようになっていきます。
独身時代に海外で買った茶器・今は使っていないブランドバック・整理することで不要となった大きめの収納ケース・来客用に保管していた布団類など、過去1年以上使わなかったものやこの先1年以上使う予定のないものは思い切って手放してみましょう。
迷ったときは、実際に使ってみてから決めると自分の気持ちに気付くこともありますよ。
自分で手放しに慣れてと感じたら、最後に思い出品に取り掛かりましょう。
写真やお子さんの作品、結婚式の招待状や席次表、ランドセルや園服など、二度と手に入らないものでも、現在の生活スペースを圧迫している場合は厳選していく必要があります。
最後に
「必要なものと不要なものの見分け方」はいかがでしたか?
今まで所有していたものを手放すという行為は、苦手な方にとっては周囲が考える以上に抵抗を感じるものです。
焦らずに少しずつ手放す訓練を行い、ステップアップしていってくださいね!
不要なものを手放して、スッキリした空間で快適な毎日を過ごしましょう。
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