大田区の一部地域で始まっていたプラスチック回収。令和7年4月1日から大田区内全域で開始されるにあたり、概要や回収方法がどのように変わるのかを詳しく解説します!
プラスチック回収が行われるようになった経緯
今まで可燃ゴミとして回収し清掃工場で燃やすことでエネルギーとして回収していたプラスチックを、今後はリサイクルをして再利用するようになるそうです。
ではなぜ今プラスチック回収を開始するのでしょうか?
プラスチックは大変便利で、私たちの暮らしに欠かせない素材となっています。一方で、気候変動や海洋汚染で地球に与える影響が大きいとも言われています。
特に燃焼時に発生する二酸化炭素は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの1つとなります。
そこで令和4年4月、国においてプラスチック資源循環促進法が施行されました。
その中で、自治体ではプラスチック使用製品廃棄物を資源として回収し、リサイクルすることが努力義務化されました。
そこで大田区でも令和7年4月1日からプラスチック回収を行うことになりました。
プラスチック回収が開始されることによる変更点
大きく以下の3つが変わります!
①プラスチックが可燃ゴミではなくなります。
②プラスチックの回収日が加わります。
③今まで資源の日に回収していたトレイと発泡スチロールは、プラスチックの日に回収されるようになります。
※ご自身の地域では何曜日にプラスチック回収が行われるか、事前に確認しておきましょう!
大田区ホームページより抜粋
プラスチックゴミとは?
①すべての種類のプラスチック
▼プラマーク▼
※プラスチック製品には、プラマークが付いているものと付いていないものがあります。プラマークが付いていないものでもプラスチック製品であればプラスチックとして回収されます。
※プラスチック回収に出す際には、プラマークの有無に関係なく1つの袋に入れて出します。
※ペットボトルは従来通り、資源ゴミの日に出します。
②汚れていないプラスチック
▼汚れているプラスチックの例▼
汚れているプラスチックは、可燃ゴミに該当します。
▼プラスチックゴミとして回収される状態▼
※水で2〜3回すすぎ、固形物などを洗い流していれば色素が残っていてもプラスチックとして回収されます。
(洗剤を使う必要はありません。)
③プラスチックだけでできているもの
※プラスチックとアルミを加工してでできている薬の包装は、プラスチックの比率の方が多いので、プラスチックとして回収可能です。
④1番長い辺が30cm未満のもの
※写真準備中
まとめ
プラスチックの分別は、新たな手間がかかるため、面倒だと感じる方も多いと思います。
大事なのは一方踏み出すことです。まずは簡単に取り組めることから始めてみましょう。
皆さんの手でプラスチックをリサイクルし、地球環境を守っていきましょう。
参考資料:大田区ホームページ